今回の記事ではちょっと思っていたことを発信してみたいと思ったのですが、誰かを傷つけるつもりはありません、全く。そこはご理解いただきたいと思います
僕の真意があなたに届くように、書いていきます。忘れないでね
ちなみに昨年3月の日本武道館にて行われた『TIME MACHINE TOUR Traveling through 45years』を拝見させていただきました。
圧巻でした… いや~1年半前の光景を今でも思い出します
遠山哲郎さんという素晴らしいギタリストにも出会いました。初ユーミンだったので「ギターソロ多いな~しかもハードだな~」SteveLukatherやDimensionの増崎さんのようなタイプでしょうか。「弾くときは弾き倒す!」といった最近の音楽シーンではなかなか聴けない、指が指板から離れない、無駄のないきれいなフィンガリング、トーンのコントロールも見事、つまり僕が一番かっこいいと思っているスタイルです。
その模様はWOWOWでも放送されましたし、再放送もちょくちょくしているみたいです。
DVD/Blu-rayもリリースされているので気になる方は是非
「いつもとちがう日曜日なの」ベルベット・イースター
この記事は9/27日曜日に書いています、、、こっちの話です
しかし、今回はコンサートのレビュー記事ではありません、先日のあの騒動です
どうしてどうして僕たちは出逢ってしまったのだろう(経緯)
ご存じだと思いますが、サラッと振り返ります。
8/28に安倍首相が健康上の理由により辞任の会見
松任谷由実さんがラジオにて「首相夫妻と交流があった、会見を見てテレビの前で泣いた、同じ価値観を持つ」と発言
京都精華大学の白井聡専任講師がFacebookにて「荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために」と投稿し炎上
ちなみに「夭折(ようせつ)…若くして亡くなること」だそうです。難しい言葉知ってるな…
大学への抗議の電話も殺到「辞めさせろ」「人にものを教える資格はない」など
白井氏は投稿を削除し「私は、ユーミン、特に荒井由実時代の音楽はかなり好きです(あるいは、でした)。それだけに、要するにがっかりしたのですよ。偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。そういうわけで、つい乱暴なことを口走ってしまいました。反省いたします」と投稿
「それ謝ってないだろ」との意見もでましたが、大学側から「厳重な注意を行いました」
その後「暴力的な発言、不適切でした、松任谷由実さんに心からお詫び」とSNSに投稿したことによりNO SIDEです。
こんなカンジです。細かい箇所間違っていたら、反省いたします
「本気でおこる不思議な人ははじめて」セシルの週末
自由への翼
政治の話ってタブーとされていますよね、家族、友達、職場で。
誰しも色々な意見を持っています、それは素晴らしい。ただ、自由な意見はぶつかると関係が悪くなったりして…
「議論して意見をすり合わせ、高めてゆく」「場を読み、円満に過ごす」
どちらも必要ですよね、これも日本人の良いところ、悪いところというやつでしょうか。
が、今回はちょっとした騒動となってしまいました
最初にこの件をネットニュースで見つけたときは「なにこれ…ひどい」「誰と仲がいいかで、こんなこと言うかね」
この感想が世間の第一印象だったのでは。
ちなみに「#検察庁法改正案に抗議します」の際にきゃりーぱみゅぱみゅさんが「ろくにわかってない歌手が政治に口出すな」と批判されましたよね。
あれに対し、白井さんは「職業差別だ、人権侵害だ」と一喝したそう、カッコイイ…
そして、ユーミンさんには「夭折すべきだったね」…リアリティ…
思想史家、政治学者が意見を持っていてもいいですが、交流もなく、個人的な恨みもない人にこれはどうなのでしょう。
と、ここまではワイドショーなどで聞かれた意見です。
右とか左とかは好きではないですが、そう分けられることもあるのは事実
「分断」という言葉も最近よく耳にしますね…
「砕け散った銀のミラー拾い集めても、もう愛は始まらない」もう愛は始まらない
正当な評価とはなんでしょう
7月の終わり頃ブロガー「ちきりん」さんの著書「自分のアタマで考えよう」を読んでいました。名著です、是非
「知識も大事だけど、それに足を引っ張られることもある、ややこしい先入観を思考で突破しよう」
だいぶざっくりですが、こういった内容です。
そこで自分のアタマで考えました、「何かないか…ワイドショーで出なかった意見、考えろ…」
すんなりとは思いつかったので、ネットニュースを読み返したところ「これかも」という箇所を見つけました。
僕が引っかかっていたのは「偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった」という白井さんの投稿でした
「そうかな?いい作品を世に出して、いいパフォーマンスができているなら、それでいいのでは?」
それを72年「返事はいらない」から、48年間ですよ
45周年ツアーで「まだまだ辞めませんよ、作りたいものが、アイデアがたくさんある!」でしたからね、感服
さて「アーティストの、歌手の正当な評価」とはなんでしょうか?
ユーミンさんは一人のアーティストとして十分すぎるくらいの働きをして、400曲以上を発表し、コンサートも数千本、過大評価も過小評価もされていない、「大物歌手」「レジェンド」として正当な評価を受けている、と僕は思っています。
例えばユーミンさんが「九九を言えなくても」「逆上がりができなくても」「三人称単数のsをつけ忘れても」「政治家と付き合いがあって、どこの政党を支持していても」
僕の「アーティスト松任谷由実」に対する評価は変わりません。印象は変わるかもしれませんが…九九言えないのはね…
もちろん「歌手として優秀なら何してもいい」なんてことはないですよ。
不倫や薬物など私生活でトラブルを起こしたり、政治的発言をされる歌手の方もたくさんいて、「そういう人はヤダ」と、どの歌手を応援するか、ファンになるかの基準は人それぞれあっていいと思っています。
ただユーミンさんに関しては違法行為をしたわけでもありません。はっきり言って「とばっちり」…
「交流があった、泣いちゃった」が政治的発言に含まれるのかの判断も人によって異なります。
今回の一件で「もうユーミンのCD買わない」という人が現れるのかはわかりませんが、
「歌手への正当な評価」からは遠い位置にいる人もいるのだな~と思うでしょう。
「さよならが無性に恐かった、はりつめた想いが遠くなるの」かんらん車
と、前編はここまで
後編ではいよいよ白井さんサイドのお話に入っていきます。
少しだけ擁護?ともとれる意見もします。少しだけ片想い…
でも炎上はヤダ、Forgiveness…
つづく
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