【家族・恋人・友人と】クリスマスにオススメ映画「ジングル・オール・ザ・ウェイ」前編

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始めての試みです。僕の大好きな映画をご紹介、レビュー記事ってやつですね。今回はクリスマスにピッタリな映画アーノルド・シュワルツェネッガー主演「ジングル・オール・ザ・ウェイ」です。「クリスマス 映画 オススメ」で検索すればおそらく出てくるかと思いますが、「名作!」として語られるのはあまりないような気がします。個人的には映画館の巨大スクリーンより暖かい家のテレビで見る映画かな、思っています。見たはずだけど全然覚えてない映画とかありますよね、僕がこの映画を初めて見たのは小学生の頃だったと記憶してますが、なぜか今でもしっかりと内容を覚えています。まぁ子供にも分かりやすい作りということでしょうか、だからこそ誰にでもオススメ出来るんですけどね。

各シーンと共にいろいろと書いていきます。多少ネタバレもありますが、20年以上前の映画ですのでご勘弁ください。

概要

監督はブライアン・レヴァント(う~ん…知らない)、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーはみ~んなもちろん知ってる。日本人俳優だと誰に例えられますかね、いないかな…まず「ターミネーター」「コマンドー」「プレデター」のような「ドッカーン!バーン!」の映画が少ないし、「キンダーガーテン・コップ」「ツインズ」「ジュニア」のコメディに振り切った映画もそういえばあまりないですし、その両極端を演じてしまうシュワルツェネッガーはやっぱりすごい、「ラスト・アクション・ヒーロー」はその両方みたいな映画ですしね。1996年公開なので「ターミネーター」のヒットからハリウッドのど真ん中を駆け抜けた10年の貫禄を感じさせる頃ですね。

内容

一言でいうと「ドタバタコメディ」です、お手本のような。

運動機器メーカー会社社長のハワードはいつも仕事ばかりで、一人息子のジェイミーとの約束を「仕事」を理由に何度も破り、妻のリズからもあきれられています。子供達に大人気の「ターボマン人形」をクリスマスプレゼントに買うことも忘れていて、イブの朝から街を奔走しますが、どこも売り切れ…「たかがおもちゃ」をめぐり大慌てのクリスマス。

こんな内容です、いい大人の方はこう思うでしょう「どうせ手に入るんでしょ」と、まぁその通りです。というよりこの映画にとって結末はあまり大事ではなく「あっちでドタバタ、こっちでドタバタ」が魅力なんです。

「ドラえもんとのび太は世界を救えるのか」→「救えます」

「トムクルーズが最大のミッションに挑む」→「ミッションクリア」

「寅さんの恋の行方は」→「叶いません」

この類いだと思ってください。もはやシュワルツェネッガー自身が「ターミネーター」のシリアスさをフリに使って「コメディやってやろう」とさえ思っているかのよう。(「ラスト・アクション・ヒーロー」ではT-1000が出てくるくらいです)

そのコメディの中でも乱闘、悲しみ、ドキドキ、親子の絆、が詰まっているから面白いですよね。

chapter1 大人気ヒーロー「ターボマン」とダメな父

映画はターボマンの劇中から始まります。安い作りですがテレビの前で息子ジェイミーは大はしゃぎ、そしてこの後空手の昇級試験があるそうです。クリスマスイブイブに空手?まぁあるところはあるんでしょう、試験落ちた子はどんなクリスマスを迎えるのか…

ハワードは仕事で大忙し、ダメな父として描かれていますが、たくさんの部下を抱えているようで実際は超優秀なパパだと思います。

わずかに映りますが部下と思われる人達は何やらパーティーしてます。イブイブに?社長が子供との約束破ってまで仕事してるのに?パリピ過ぎる…

「ホームアローン」のようにクリスマスといえば「聖夜」というイメージですが、実はこの映画には夜のシーンがほとんどありません。クリスマスを題材にした物語では珍しいかもしれませんね。

渋滞にはまりハワードは車列を抜かし飛ばしますが、ハンメル巡査に捕まります。この人とは長い付き合いになります…よく考えれば同じ警官に何度も厄介になるなんてありませんが、そういう映画です。アルファベットを「Zから言え」ってすっごい時間掛かりそうですよね。結局ジェイミーの空手には間に合いませんでしたが、ジェイミーは紫帯を無事手に入れました、これは良かった。

ターボマン人形をプレゼントすると約束し、ジェイミーに許してもらいます。妻のリズに2週間前に買っておくよう言われていたみたいですが、これも忘れていて事態は急変。ターボマン人形は大人気でもうどこの店も売り切れ続出なのです。「もちろんもう買ったさ」とウソ、これはダメな父かも。ちなみにこのリズは、トム・ハンクスの奥さんだそうです、へえ~

翌朝24日、ハワードは「会社に人形と取りに行く」と言い、街へ人形を探しに。隣人テッドは息子ジョニーのためトナカイまで用意しています。「クリスマスの後はそいつどうする?」というハワードの問いに「近くの湖に野生の鹿の群れがいるから、そこに放す。仲間にしてもらえるだろう」とサイコ発言…チョッパーみたいにいじめられるぞ。この後も色々とハワードの気に障る言動を繰り返しますが、わざとか天然かまでは今作では描かれていません。ジョニーの将来もちょっと心配です。

chapter2 おもちゃを巡って、ドタバタ

おもちゃ屋さんで郵便屋さんのマイロンに出会う、彼とも長い付き合いになります。マイロンもターボマン人形を求めてハワードと争う、いわゆる今作のですが、何故常に郵便物の入ったカバンを持っているのか?仕事中なのか?

開店しターボマン人形を探しますが、もちろんありません。店員に聞いたら笑われ「あるわけないだろ、代わりに相棒のブースターはいかが?ダハハハハww」とバカにされ、そしてキレます、片手で店員を持ち上げるシーンは「さすが!」と思わせますね。こういうターミネーターを怒らせると恐いぞ、の描き方もうまい。

マイロンに押し飛ばされ、いかにもアジア系の少年からラジコンを奪いマイロンを転ばせ仕返し!しかし、この少年込み合う店内でラジコンってどういう奴?

最後の一つを買ったご婦人の車追いかけますがダメ、ここで流れるBrian Setzerの

「Jingle Bells」が超ごキゲン!個人的には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の「Johnny B.Goode」にならぶ洋画ノリノリ楽曲だと思います。

自宅に電話をするが出たのはテッド、ガチャっと切った時の「プー」がアメリカを感じさせますよね、年代は後ですがエアロスミスの「Beyond Beautiful」がまさにこの音!

車を発進させようとしたところで、ハンメル巡査の白バイを倒し、ミラーを折ります。昨日遅くまで取り締まりやっていたのに、この人も年の割によく働くな…

デパートで抽選ボールを求めて大乱闘、このシーンは「筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」でお馴染みの「コマンドー」を思わせるデパート乱闘シュワちゃんですよね。

このデパートで悪サンタと出会います。マイロンの言う「クリスマスなんておもちゃメーカーの策略だ!」のようにこの映画おもちゃメーカー関係者を少し悪く描いているような気もします。

悪サンタのアジトに着き、愛言葉「Jingle bells, Batman smells」を「ジングルベル、バットマンは滑る」と訳したのはどういう意味なんでしょうか?「まさか…」と翻訳調べてみたところビッグママ御大ではないようです。

スペイン語版の欠陥ターボマン人形をつかまされ、悪サンタをペテン師と罵り大乱闘、そこへ警官によるガサ入れが。おもちゃの警察手帳でなんとか乗り切りました、「全員しょっ引いてブチ込め」は玄田さんさすがの迫力です。ここにはハンメル巡査来ないのか…

カフェから自宅へ電話し、出たのはジェイミー、「パパ何処なの?」「早くママを読んで来い!」と怒鳴りいよいよ嫌われます…

分量の都合で前編はここまで。

ハワードは家族の信頼を取り戻せるのか……「取り戻せます」

どうやって…やはりターボマン人形を手に入れるしかないのか?だが、人形はどこにもない

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