【家族・恋人・友人と】クリスマスにオススメ映画「ジングル・オール・ザ・ウェイ」後編

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続いて後編です。ネタバレを含みますので注意。ふと思った、こういった低予算映画を多く作って、ひとつでもヒットしたら大儲け。超大作だけが映画じゃない、そういう映画ビジネスもあるのかなと。シュワルツェネッガーを起用している時点で予算は掛かるか

chapter3 信頼を取り戻したいけど…

ダイナーで(これもアメリカ感たっぷり)で落ち込んでいるとまたマイロン、ラジオ番組で「クイズに正解でターボマン人形をプレゼント」と聞き、再びマイロンとバトルです。ラジオ局まで走ることになりますが、マイロンは郵便物が重くて走れない、やっぱり仕事中?かと思いきや、郵便物を道に投げ捨てながら走る。おいおい…

サンタのトナカイ8匹の名前」がクイズですが、もちろん僕は1匹もわかりません。ハワードは知っていましたが、アメリカではどのくらいの難易度なのか。

ラジオブースまで直接乗り込むハワードですが、局のセキュリティも…おいおい…

マイロンが郵便爆発物で脅し、警官到着。ここにはハンメルもいて、彼は以前危険物を取り扱う部署にいたらしいですが・・・「ドカーン!」顔真っ黒で髪分かりやすく爆発ヘアー、これは日本映画では無理な描写ですね。

白人警官が無抵抗の黒人を撃ったというニュースを目にすることが増えましたが、「爆弾だぞ」で脅す黒人マイロン…「今なら無理かも」と思いましたが、この当時でも無理だろw

このラジオブースで人形そのものではなく、引換券を手に入れたハワードですが、この引換券はどうしたのか?マイロンが警察の気を引く際にハワードも逃げ、階段で上着の内ポケットに引換券をしまっていますが、その後はなぜか描かれていません。車もなぜかボロボロにされています…どういうことなのか?マイロンの仕業?一緒のタイミングで逃げたはず、そんな時間はないと思われます。誰かのいたずら?車の部品を狙ったスーパー車上荒らしみたいな?イブの真っ昼間ですよ、アメリカってそんな危ない国?

とにかく疲れ切ってハワードは帰宅しますが、隣人テッドがハワード宅のツリーのてっぺんに星を付けていて、またキレます。それは毎年ハワードの仕事だそう、なんのこだわり?アメリカ独特の何かでしょうか?

テッド宅のターボマン人形を盗もうと侵入しますが、思いとどまるハワード。だがトナカイに見つかりボヤ騒ぎを起こし、盗みを見られてリズからも嫌われます。リズはテッドと子供達を連れクリスマスパレードへ…ここがこの映画のいわゆる谷・どん底

そして、向かって来るトナカイを素手でぶっ飛ばします。コンプラ的にこれはきびしい…その後トナカイと酒?かと思われる瓶でいっしょに乾杯、で仲直り。噓だろおい…

壁に掛かったジェイミーが書いた家族の特徴捉え過ぎの不自然にうま~い絵を見て「約束を守らなくちゃな」と立ち直ります

chapter4 決戦のパレードでクライマックス

街はパレードで大賑わい、スヌーピーや他にも見たことあるけど名前の分からないキャラクターがいっぱいです。ハワードも遅れてパレードへ到着します、これはおもちゃを諦めずに探しに来たのか、ジェイミーとリズに謝りに来たのかはわかりませんが、タクシーでやって来ます。「やっぱりさっきの酒か、飲酒運転は当時でもコンプラ厳しいよね」とも思いましたが、そう言えば車がボロボロでした。あれは何なのか?

子供達は一足先にパレードの列へ、車にはテッドとリズ。テッドがリズに迫りますが、水筒で顔を殴られ撃沈…分かりやすくメガネがずれて顔にはよくわからない白い飲み物?エッグノッグというらしいですが、アメリカでは一般的なんでしょうか?テッドのことは職業や年齢が詳しく描かれていないので判断に困りますが、筋肉モリモリマッチョマンの変態会社社長の方がリズもいいよね。でもクリスマスの準備も手伝ってもらって、パレードまで送ってもらったんだし、殴らなくてもよくないか?

この場面ハワードも偶然にも車を見つけテッドをぶっ飛ばしに行きますが、コーヒーを持ったハンメル巡査にど~んとぶつかり、熱々コーヒーはハンメルの顔にバシャー。「また貴様か!」と追いかけられますが、これに関しては道でぶつかるくらいあることじゃん、と言えるのでは。

ハンメルから逃げるため建物の中に入るハワードを「おう、やっと来た、急いで準備してくれ」とせかすパレードのスタッフ。「いや~あんな事故が起きたにもかかわらず、引き受けてもらってホントに助かるよ、いいかいリハーサル通り~~、操縦方法は~~」と早口で説明を続けて「それじゃ!」とハワードの話も聞かずに強引に送り出します。なんと人違いでパレードに出演することに、しかもターボマン役です!

このイベント会社は「業務上過失~~」の類いでしっかり取り締まった方がいいと思います。「あんな事故」が起きたならイベント事態を中止か、演出の変更だろ。

建物に入ったはずなのに、なぜかパレードカーから登場するターボマン・ハワード、子供を一人指名してターボマン人形を渡すそうです。「これが本物のターボマン人形か…」苦労したからね。

もちろんジェイミーにプレゼント、よかったねと思いきや、そこに悪役「デメンター」に扮したマイロンが。マイロンはデメンター役の役者を襲ってパレードに乱入したのでした。ターボマンの相棒ブースター役が「おい、リハーサル通りやれ!」と注意しますが、「引っ込んでろ、わき役!」とデメンター・マイロンはブースターをパレードカーから突き落とす。そして子供達はブースターに駆け寄り、ブースターを殴る蹴るのボッコボコ!!いやいや、なんでブースター嫌われてるんだw人形の売れ残りで人気がないのは知ってたけど

ハワードが敵の手下に手間取っているうちに、マイロンはターボマン人形を持ったジェイミーに「それをよこせ」と迫ります。逃げるジェイミー、はしごを使い建物の屋上まで登ります。

は?え?この映画最大の謎「ジェイミーはなぜ屋上に登ったのか?」です。オープニングの「ターボマン」劇中で少年が岩場から落とされ、ターボマンが助けてくれるのを見て、それをやってみたかったとか?まぁこれがなくちゃ街を飛び回る画が使えないからか…ジェットを噴射し、ハワードは空高く街を飛び回りますが、うまく操縦できません。「あんな事故」ってこれだね。

屋上のツリーがガタンと傾き、ジェイミーとマイロンはなんとかぶら下がる、落ちたら助からない高さは「魔女の宅急便」のラストのよう。ブーメランを使い、マイロンをやっつけたところでジェイミーが落下!しかしハワードはジェットを使い、なんとか間一髪でジェイミーをキャッチ!リズのもとにジェイミーを届けます。

「ターボマンと空を飛んだよ、見てたでしょ」「この子はあなたの大ファンなんです」「パパにも見せたかったな」いや、気付けwそろそろ気付いてあげてよw

ここでネタばらし。パパでした、ハワードでした。「いや、待たせたね」「最近は仕事ばかりで家庭をほったらかしにして悪かった、君たち2人を愛してるよ」で一件落着。

ハンメルは人形をジェイミーに渡し「ターボマン、警官にならないか」「あ、あの…その節はどうも…ハハハ」

警察に連行されるマイロンにジェイミーは駆け寄り人形を「メリークリスマス」マイロンに渡します。「ホントにくれるのか」「いいのかジェイミー、その人形が欲しかったんだろ」

「僕には本物のターボマンがいるんだから」なるほど結局これが言いたいがための映画だったんだすね。

雪の降るイブの夜、自宅のツリーのてっぺんにハワードが星を付けツリーは完成。ラストのオチは実際に映画でお確かめください。

まとめ

ここで映画は終わります。オチも見事でした。笑いあり、感動あり、戦いあり、とわかりやすく全てを詰め込んでいます。しっかり敵をつくり、ドタバタ、どん底も味わい、最後はスカッとハッピーエンド。クリスマスに楽しくみんなで見るのにピッタリな作品ではないでしょうか。

ではまた。

おまけ

  • マイロンの罪はどのくらいになるのでしょうか?

1,デパートでのボール争奪戦でハワードに護身用のスプレーを食らわせます。これはハワードが被害届を出さないでしょうから、セーフ。2,郵便物を道のど真ん中に捨てながらラジオ局に走りますが、これはアウトかな、訴訟大国だし。3,ハンメルを爆弾でドーン!は問答無用にアウトです。「ホントに爆弾だと思わなかった」は通用しないでしょう。4,パレードでジェイミーに危害を加えようとした、ジェイミーが勝手に屋上に登っただけですが、「子供」相手だと不利かな。

数年間の刑務所生活は避けられないでしょう、「子供にプレゼントを渡したくてつい…」で情状酌量が少し、かな

  • リズとは何者なのか?

妻であるリズの情報が、というよりこの映画ほぼ全て登場人物の情報があまり出てこない。リズもその1人、専業主婦なのか?歳は?ハワードとの出会いなんて全く。夫ハワードが運動機器メーカーの社長、一人息子のジェイミーは小学校低学年ということから、仕事をしているとは考えにくいか。だとするなら、専業主婦だと仮定するなら、

「プレゼントはリズが買いに行くべきだったのでは?」主婦も楽ではない、それはもちろんですが、ジェイミーが学校に行っている昼間に数時間くらい時間を作れなかっただろうか?ハワードはオフィスで次から次へと電話に追われているようでした。クリスマス特需で大忙しだったのでは。ただこればかりは2週間前に夫婦でどんな会話が交わされていたのかによるので、結論は出ません。

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