2021年4月の聴いた雑記

music

Dave Grusin「Mountain Dance」(1980年)

名前は知っているけどあまり詳しくは知らないミュージシャン、たくさんいますがデイブ・グルージンもその1人。“70年代フュージョンの人”とか“リー・リトナーと一緒に何かやってた”くらいの印象ですが、今作はいかにも“そんな感じ”です。音色や音使いやら「Lee Litenour&Gentle Thoughts」的…と調べるとデイブ・グルージン参加してました(笑)やっぱりか。

①”RAG-BAG”フュージョンではあるけどジャズをファンクっぽくとも聴けるようなピアノトリオでも聴いてみたい曲。2:12~Gtソロですがジェフ・ミロノフ?存じ上げない…50秒ほどのソロですが…特にうまいとも思わない、音が短いというかメロディアスな構成も無し、3:02あたりもテクのない早弾きとも言えないただ細かくいい加減な音符、1曲目のオープニングソロとしては弱い。ドラムはどこにでも現れるハーヴィー・メイソン、エンディングのキメも余裕です。②“FRIENDS AND STRANGERS”ベースもどこにでも現れるマーカス・ミラー、からのベースイントロです。と思って聴くとベース音デカいね。1:45~Keyソロ、テクで勝負するタイプではないようですが、特に盛り上がりもないソロ。2:53~Baソロ用ではなく普通のソロ回しの上で弾くので新鮮、5:05で終わったかのように思わせスッと曲調落とします…と思ったら終わります(笑)なんだこの構成? ③“CITY NIGHTS”カウベル「コッコッ」の涼しい夜の曲。ピアノ感強めですが、安っぽいシンセよりこっちの方が好みです。3:44~のpソロのバックで「ンッココ」が倍になります。④“RONDO…IF YOU HOLD OUT YOUR HAND”メロはsynでしょうか?変な音色…どこまでイントロどっからメロかはっきりしない曲。Gtカッティングが遠い…2:15~から南国2:41~から急に出しゃばるマーカス(笑)前半4曲聴いた感想ですが、微妙…印象的なメロもテクもない

⑤“MOUNTAIN DANCE”イントロはメセニー感のタイトルナンバー、やっぱりピアノメインの方がいい。pソロ1:33~の「チッチッチッ」がハット?音がデカい(笑)時限爆弾みたい。ベースはたんたんと…関せず。長めの掛け合いですがピアノとシンセじゃ代わり映えしない。⑥“THANKSONG”ピアノソロ曲バラード、これでいい。フュージョンがダメとかではないけど、安っぽいシンセとなんちゃって南国リズムよりこれでいい。この人のこういったピアノメインのアルバムもあるはず、探してみます。

⑦“CAPTAIN CARIBE”超メジャー曲来ました!ギターはカッティングから参加で2:05~Gtソロはやっぱりフレーズが短い「弾きたい」と思わせるフレーズは無し。シンセとギターのソロ回しのフェイドアウトですがきっちり終わらせようよ…⑧“EITHER WAY”意外にハーヴィー・メイソン作曲のジャズ感強めミディアムナンバーは歌モノボーカルが入りそうな今作で一番メロディアスかも。4:32~の盛り上がりもgoodと思いきやアルバム終わります…そうですか…

もっと聴きこめば印象も変わるかもしれませんが、まぁ“あの時代のフュージョンだね”ってカンジのアルバムです。

竹内まりや「Impressions」(1994年)

なんとなく手に取ったのですが1984~1994年のベスト盤だそうです。達郎さんのほうはアルバムも何枚か持ってますし、NHKホールにも見に行きましたが、まりやさんの方はあまり詳しくないということで、それならベスト盤でもよしとしましょう。最近では“シティポップ”なんて呼ばれ方もされますが、昔からあった言葉なのでしょうか?まぁなんでもいいです。

①“けんかをやめて”聴いたことあるようなないような、「私のために争わないで」とさわやかに歌います(笑)なんかイヤな歌詞ですが、特に楽器の見せ場は無く歌謡曲です。達郎さんが楽器たくさんやってますが、ベースは伊藤広規さん。ギター弾けるならベースもやればいいのでは? ②“明日の私”イントロから達郎「ワッワッ」です。早くも想像が付く、「このアルバムは達郎がボーカルでない達郎のアルバム」なのではないかと。③“マージービートで唄わせて”サーフ系?と言いますか日本のヒットチャートでは売れないタイプの曲です。サビもリズム「ンッチャチャ、ンッチャ」が変わらず盛り上がりは無し、「サビは盛り上げなきゃいけない」も先入観ですが、こういうタイプの曲の“こういう”も先入観ですよね。④“Forever Friends”やっぱり来ましたドラム青山純!軽快な曲調ですが、2:13あたりのサビ前タムの重さは主張してますよね。まりやさん音域は狭いね…歌い上げる系でうるさいだけの個性無し“ディーバ”よりは一発で“竹内まりや”がわかる個性のほうが好みですが、曲の中に起伏・派手さが出ない。

⑤“恋の嵐”3連系ならオシャレ・ロマンチックになる、って思う。おまけsaxソロ、それだけ…なんとなく嵐のSE ⑥“シングル・アゲイン” ホワイトスネイクorドッケンっぽいアルペジオイントロ、やっと盛り上げサビからの2番以降はユーミン感 ⑦“もう一度”1曲通して達郎コーラスの主張が強い(笑)英語詞の方が合いそうなメロ ⑧”マンハッタン・キス”まりやさんの特徴はリバーブ強めボーカルかな、特にこういったバラードは。、大サビは盛り上げ転調ですが、何がマンハッタンなんだろうか、摩天楼?don’t disturbってホテルとかの?映画の主題歌だそうでその映画を内容を表してるのかな、このシングルの2曲目でMiracle Loveのセルフカバーだって、そっちの方も聴きたいかも

⑨“元気を出して”これは流石に知ってる、達郎感弱めの方がいいかも。コードを調べてみた。BメロのE♭M7-Dm7-G7のE♭は“モーダル・インターチェンジ”でしたっけ?このコードがこの曲で一番光ってますよね、あとはシンプルにCキーの中から。I/Ⅱ-Iは広がり感ですね。⑩“本気でオンリーユー”イントロは結婚行進曲のガノンドロフ版(笑)空き瓶で跳ね返せそうです。やっぱり英語詞もやってますよね、カンジ出てます。⑪“告白”一瞬で「LOVE IS DEADか!?」と思いましたがもちろん違います。5ERAS-DAY2の電話アレンジはよかったね…Musicmanピンクでアームも多用してて、一光さんのドラムも良かったけど、CDは青山純さんですよね。LIVE-GYMで叩く青山さんも見たかったな。なんて言ってる間にこの曲は終わり ⑫”純愛ラプソディ”聴いたことあるかな、やっぱり達郎感弱めの方がいいと思う。Bメロっぽいサビ「あ~な~た“と~”の」の“と~”がいい。飽きてきたが最後までいこう

⑬“リンダ”一貫してビートが立ってないというか(笑)ゆるふわ感が続きます。ベスト盤だから?オリジナルアルバムならバリエーション考えてもっと派手なタイプの曲もあるのかな。3連系でコーラス重ねて”ロマンティック感”はもういいよ… ⑭”家に帰ろう”浜省風イントロから達郎コーラス曲、CMで使われてたような聴いたことあるかな?浜省のカバーで聴いてみたい ⑮“駅”明菜さんのセルフカバーです。個人的には徳永さんのカバーで知った曲ですが、“ギリポップスちょっと演歌”なイメージですが、これは名曲。こういう達郎感弱め+暗めの方が合ってるのでは?

達郎フォーカスが強いレビューになりましたが(笑)「弾いてみたい」とか思うフレーズも無く楽器のソロパートもsaxはあったけど少なく、う~ん…以上です。

Tom Waits「Small Change」(1976年)

あまりこれといったイメージはないですが、「土曜日の夜」はいいアルバムだったので、他のも聴いてみることに ①“Tom Traubert’s Blues”キレイなストリングスをバックにすさまじいダミ声でWaltzing Matildaを繰り返す人気曲で幕開け。②”Step Right Up”アップテンポのオケはそのままキープな変わった曲、ドラムは若干アクセントが入りますがベースは我慢強い。譜面とかあるんでしょうか?フリースタイルラップにも通じるヴォーカルのアドリブ力ですが、JB的って言った方がいいのかな。 ③”Jitterbug Boy”キレイなピアノをバックに再びダミ?…しゃがれ?声…どっちでもいいですが、好き嫌いは分かれます。歌う人が違えば全く別の曲になりそう。 ④” I Wish I Was in New Orleans”ニッケルバックっぽくも聴けなくもない。この声はたま~にバラードやるからギャップで良さそうなものの、ここまでスローテンポ多いよ

⑤”The Piano Has Been Drinking (Not Me)“また同じような曲 ⑥”Invitation to the Blues”暗くなっただけでだいたい同じ内容 ⑦”Pasties and a G-String”酔っ払い音頭、これもアドリブですね ⑧”Bad Liver and a Broken Heart”もう飽きた…

⑨”The One That Got Away”ボーナストラックとかでおまけで入ってそうな曲、よ~く聴けば空耳がありそうだけど何回も聴く気になれない ⑩”Small Change” saxルー・タバキンは秋吉敏子さんのご主人だそうです、それだけ…タイトル曲も地味…フリージャズって考えればいいのかも 安上がりなレコーディング ⑪”I Can’t Wait to Get Off Work” 楽しく盛り上げて最後にこういったアルバムの締めくくりならムード出ていいのでしょうが、ずっとこれだったので何とも思わない…バラードアルバムだったのか?

「土曜日の夜」はもう少し楽器も多くてしっかりカタチのある曲がそろったアルバムでしたし、歌も聴きやすかった印象です。今作はクセ強めで…チャレンジと言えばそれまでですが…

はっきり言って「土曜日の夜」の方がオススメです。他にも名盤として挙げられるアルバムもあるようなので機会があったらそちらもチェックしてみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました