2021年3月の見た聴いた思ったまとめ

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YELLOWJACKETS「YELLOWJACKETS」(1981年)

THE名盤!数年前から持ってましたが、改めて聴くとやっぱりすごい。誰が?全員!いや、ドラムはわかんないけど…リッキー・ローソン…初めて名前聞いたな。そもそもドラムの知識なさ過ぎて下手なドラマーってあまり思いつかないくらい、曲になってるならみんなうまいじゃん!ってくらいです。ロベン・フォードの「The Inside Story」をきっかけに結成だそうですが、あれも名盤。で、ロベン・フォードが3年くらいであっさりバンド脱退(笑)ブルースやりたがってたからね、“お前のために作られたバンド”RacerXをあっさり辞めてMr.Bigに行ったポール・ギルバートみたいだ(笑)ただイエロー・ジャケッツはその後も精力的に活動しアルバム20枚以上。へぇ~1枚目しか知らなかった…

Talk To Your Daughter」の”Revelation”はラッセル・フェランテ作曲だったような、あのほぼ分数コードの「C/D-D♭7#11-Cm7-Dsus4/B-G/D-Em7-Am7-C/D-G」だそうです…

①“Matinee Idol”さわやかフュージョン。Gtカッティング・Baは一曲通して同じカンジでKeyが中ソロ・アウトロもソロ、無理せずにさわやかを聴かせる。盛り上げればいいって音楽でもないか。②”Imperial Strut”テクい。メインテーマBaとKey左手辛い…Gtソロはコード進行に乗って緩急・高低差・リズムアクセント流石です、ちょっとだけ“弾けてない”箇所あるけどライブ感あっていいかも、何テイクくらい撮ったのか?KeyソロはBaじゃなく自分でメインリフ弾いて、その上で長尺ソロ、ライブでもこう弾いてたのか?そんなことできるの?

③“Sittin’ In It”ファンキーディスコ調。テーマがGtとKeyの絡みメロディー。Keyソロはジャズピアノとフュージョンを交互弾くのは新鮮、他にこういうのあったかな?④”Rush Hour”テクい南国。Dimensionにありそうな曲。Gtソロけっこう弾いてます、今作では最も長い2分あるソロ。ブルージーなハモりチョーキングの後2:21あたりで猫が鳴くようなおもしろいチョーキングがあります。上げた弦をゆっくり戻すような”みゃあ~~ん”です。2:40で一旦編集入ったような…雰囲気が少し切れますがソロは続きます。アウトロも短いGtソロありますが、Keyと分け合うとかすればいいのに。

⑤“The Hornet”パーカッション南国、どこにでも出てくるレニー・カストロです。ホーン部隊も入ってきますが、2:22からの落としたセクションでメロっぽく吹いたあとTpソロ。テーマに戻ってアウトロGtソロでフェイドアウト…構成とかはなくただ弾いてるカンジかな。⑥“Priscilla”しっとりアダルト。ジャコパスかマイヤングかウッテンか、を思わせるようなBaイントロからリムで「コッコッ♪」とハーフシャッフルを行ったり来たり2つの曲をまとめたような珍しい構成。2:11からシャッフルのGtソロは盛り上げにくいノリですが抑え目から始まり、「伸ばす音はビブラート、切る音は切る」が特徴的で色んな長さの音符を使い小節の切れ目を感じさせないソロ。2:56のBaオクターブ?はギターでも取り入れたら面白いかも。3:03からイーブンに戻りおしゃれpianoソロはメセニーのアルバムでもありそう。アウトロちょろっとGtソロでフェイドアウト…なんかもったいない…レコーディングではもっと長いセッションだったのかも。

⑦“It’s Almost Gone”幻想的ピアノ。急にどうした(笑)アズナールの声が入ってきたらこれこそ“メセニー”です。6/8かな?3系というのはわかりますが、リズムに関してはあまり…2:26からのGtソロはブルースに行った今のロベン・フォードでは聴けないでしょう、3:30からKeyソロになりますが、しっかりソロを繋ぐという「へい、パス!」はこのアルバムでは実はなかった?しっとりピアノで終わる。

この後ラッセル・フェランテとジミー・ハスリップがこのバンドを長く牽引していくわけですが、今作からメインはラッセルだったんですね。ロベン・フォードも④⑥で作曲に関わっているようですが、作曲のメインはラッセルなのでしょう。「Robben Ford & The Blue Line」の1stが1992年なので今作の11年後ですか、1986年にマイルス・デイヴィス・バンド、1988年に「Talk to Your Daughter 」なのでロベン・フォードの80年代はなんか地味というかもったいないような…調べるとKISS「Creatures Of The Night」(1982年)で2曲弾いてるとか(笑)尺八の松居和さんの「Standing On The Outside」(1984年)はたしか全曲参加のはずです。

STEVE HACKETT「TIME LAPSE」(1992年)

ジェネシスの人”ということ以外何の知識もないですが、だからこそ面白いかな?ということでチョイス。今作は81年ニューヨークと90年イングランド・ノッティンガムの2つのライブ音源が収録されているそうです。ジェネシスも「Foxtrot」「Lamb Lies Down on Broadway」の2枚しか聴いたことないし…それもあまり覚えてないし…ファンの方には悪いけど、クリムゾン・ラッシュより“ソフト”でピンクフロイド・ELPより”軽い”って印象、つまり印象が薄い…「Invisible Touch」はポップスだからあまり“プログレ”と考えない方がいい?

今作はソロですが音像は割とポップでテクい。メロやユニゾンなどのキメもしっかり弾いてるのが高評価。①“Camino Royale”いいメロの疾走感インスト、と思いきや怪しく歌入り。2つの曲を無理にまとめたような曲ですが、コーラスとは思わない機械的ツインボーカルは好みじゃないです。フルートまで入りますが、4:42~Gtソロはなんか適当…音作りもエフェクトかけ過ぎか、原音がない。5:38~メインテーマに戻るようなセクションですが、編集した?少なくともライブ盤とは思わない空気感。②“Please Don’t Touch”の1:40からのアーム?のような不思議メロが印象的ですが、アドリブ要素は無しでソロも無し。

③”Everyday”はポップなイントロからのビートルズ的な歌もの、イントロループの後ろでGtがピロピロやってますが、あくまでメロ的要素で「この人ソロ弾けない?」アドリブまたは盛り上げるようなソロのことです。この世代特有のリバーブ・ディレイかけすぎのGtサウンドも安っぽいというか好きじゃない…④”In That Quiet Earth”は6/8?3系のリズムのインスト。フルートが入りますが、少しです。

⑤“Depth Charge”急に観客の手拍子が大きくなったり変な録音(笑)ここで気づいたけど今作は“プログレ”を期待してる人にはハズレだと思う…変なコード進行はあるけど“さわやかじゃないフュージョン”色のアルバムです。⑥“Jacuzzi”これはさわやか(笑)急にライブ盤じゃなくなったけど最後だけ拍手…中盤変な不気味なコード進行、これをやっとけば“プログレ”なのか?

⑦“The Steppes”Gt要素の薄い曲。この辺りで確信した「この人Gtソロ弾けない…」別に弾けなくてもいいんだけど名前知ってるバンドの名前知ってる人だっただけに意外でした。⑧“Ace Of Wands”覚えるのが面倒くさそうな曲。アルバム通して実はドラムが頑張ってる!うわものは曲を覚えてたんたんと演奏してる印象。すみません、ここでリタイアです…これ以上はいいです。

FUZZY CONTROL「CHICKEN」(2003年)

奥様がドリカムだったり、父親が手数王だったりと話題のファジコンの初期のミニアルバムです。映像で知っていたのでオープンハンドのドラムが印象的でしたが、音だけ聴く限りクロス・オープンどうでもいいですね。ちなみに武道館にTOTO見に行った時はキース・カーロックでサイモン・フィリップスのオープンハンドは見れませんでした。武道館の稲葉浩志ソロ”enIII”もアリーナ10列目くらいで見ましたがサポートで付いてましたね。

3ピースにありがちなギターボーカルは“ジャンジャンやるだけ系”ではありません。ベースがだいぶレッチリなのでギターもフルシアンテ的カッティングあり、ドラムはハットで裏ッ裏ッ裏ッ!がたびたび出ます。①“バッチャロウ”フランジャーイントロから何言ってるかわからない系歌詞(笑)スネアの音おかしくない?ポンッ…Gtソロはないけどこのギターは面倒くさいな…荒く弾いてちょっと間違えてもいい系だけど難しい。②“インドア風チキン”変なリフだけどこれ歌いながら弾けるの?ドラムも基本パターンがわからないほど忙しい。2:22~Gtソロは勢いフレーズですが無理に歪ませないのがクール。Richie Kotzenにカバーしてほしい

③“UK”まさにUKらしい曇り空のようなイントロ、“ロス”の青空ではない。ロス代表のレッチリはこういう気だるい曲書くけどね。なにかラップっぽく囁いてますがわかりません。前の2曲から意外?にしっかりと曲です。無理なくゆる~くサビも「Hu~」コーラス入ったメロディアスですが、アウトロGtソロなどライブでは伸ばして盛り上げも出来そうな。④“feel your mind”民族ドラムから”Around The World”っぽいYear~!ベースとラップ調がこれはレッチリ(あれもBreadfanか)。この辺はスネア気にならなくなったが、オープンでこのハット裏アクセントって難しそう。

⑤“Woo!”みんなで歌います。“母乳”のころのレッチリ?RATM?にも聞こえるtell me whyがTestifyに聞こえる(笑)2:27のチョーキングは手クセでしょうか、enIIIでも聴けます。最後にワウを使うあたりもトム・モレロ⑥“ディレイ”まずVoがディレイ、喧嘩の相手が柔道5段なんてないでしょ(笑)そんな奴滅多にいないし。この曲も演奏は難しいですが、「このフレーズ弾きたいな」は先ほどからあまりないし、同じ曲調ばっかでちょっと飽きてきた…

⑦“ハモリのアレ”曲調変わります!タイトルに“ハモリ”と入れるほどのハモリでもありませんが、3:20~今作で最長Gtソロはクリーンから歪ませ、もっと長くてもいいけどCDではこうしてるライブでは…ってカンジでしょう。アンコール待ちが約1分あってボーナストラックではなく8曲目⑧“you get away”楽しいスカからパンク、こんなのも出来るんですね。

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