2021年2月の見た聴いた思ったまとめ 後編

music

ただただ脈絡なくつらつら書いていきます。今回は音楽のこと

音楽

RAGE AGAINST THE MACHINE「The Battle Of Los Angeles」(1999年)

1st「RAGE AGAINST THE MACHINE」と2nd「Evil Empire」は随分前から持っていましたが、2ndはあまり好きになれず、そこで離脱していました(空耳多いし)。が今作はアタリ!これをこのバンドに求めていたってカンジです。①「Testify」→②「Guerrilla Radio」の2曲でもう”合格”ですよね。トム・モレノのわけわからんギター特殊サウンドが豊富ですが⑤「Sleep Now In The Fire」のようなシンプル・リフものもイケて、この曲はハード版レッチリですね。マイケル・ムーアが逮捕されたPVも久しぶりに見ました。⑥「Born Of A Broken Man」の暗いギター+ボヤキVoからサビはハード、これはB’z「ELEVEN」もこの辺りのサウンドを意識したかな?⑧「MARIA」はオレンジレンジ感、⑪「Ashes In The Fall」ちょっと宇宙的な展開はいいインパクト、⑬「No Shelter」まで聞いて「このバンドBassかっこいいな」に気付きましたが、あのMTVアワードでLimp Bizkit受賞に抗議してセットに登った人でした(笑)

ただかなりの爆発力のため通して聴くには疲れる、静かにイントロ始まってGtハードリフ+ラップばっかりちょっと飽きるかな…これがRATMサウンドなんですがテンポもどの曲も同じ?かと思うくらいバリエーションは少ない。今作ではありませんが、「Know Your Enemy」はギターソロも少しありましたよね、変なエフェクトかけてたけど…

Stevie Wonder「Talking Book」(1972年)

あまり通って来なかったStevie Wonder 作品ですが、①「You Are the Sunshine of My Life」はド定番の名曲。イントロのB-F#7♭5でホールトーンですか、アルバムのオープニングでこの浮遊感は勝負かけましたね、ただイントロでホールトーンといえば鉄腕アツムの方が先です。あとはB’z「FIREBALL」の1番終わりのギターソロかな。③のロマンティック・バラード「You and I」は今作の一番のお気に入りです。Boz Scaggs的というか聞いたことあるような?たくさんカバーされてたのかも。⑤「You’ve Got It Bad Girl」はSteely Dan風?⑥「Superstition」は同じStevie でもRay Vaughanの方が馴染みがあるんですよね。原曲も名曲ですがあそこまで自分のサウンドにしたレイ・ヴォーンもやっぱりすごい!「Higher Ground」もレッチリで先に知った。 ⑦⑧も悪くないけど地味…⑨「Lookin’ For Another Pure Love」ギター・ソロがジェフ・ベックだそうです、そこまでスゴいソロってわけでもない(笑) Buzzy Feitonもギター弾いてるらしい、ソロ弾けばよかったのに。Neil Larsenとのアルバムは名盤です。♪Lookin’ For Another Pure Love~♪の繰り返しがしつこい…⑩も♪ I Believe When I Fall in Love It Will Be Forever♪の繰り返し…海外の人達がよくやるダラダラエンディング伸ばす系は好きじゃない。ライブのアレンジとしてならまだわかるけど、アルバムでそれやる?でもU2のさいたまスーパーアリーナはエッジがソロ弾けないからなのか、4小節のコード進行をダラダラと…

Pat Metheny Group「The Way Up」(2005年)

2006年のグラミー受賞アルバムだそうですが…数回聴いただけではあまりいいと思わなかった…時間おいて聴いたら印象も変わるかも。パット・メセニー・グループ名義として現時点で最後のアルバムにあたる今作、ライル・メイズが亡くなったためおそらく次はないのでしょう。前作「Speaking of Now」でベースにリチャード・ボナ、ドラムにアントニオ・サンチェスを起用し、これが21世紀型PMGか!と思ったら……なんかよくわかんないアルバムでした(笑) (今作はベースにロドビー復帰ですか)“組曲”というよりアルバム1枚を通して1曲なので聴く側も忍耐が求められます。「Speaking of Now」は収録曲10曲なので、その分“起承転結”→“起承転結”→ “起承転結”が区切られていてわかりやすかったのかも。パット・メセニーのアルバムはどれも簡単に理解できるものではないけど、「お前の理解力の問題だ」かもしれませんがけど、口ずさめる曲がないというか…メセニーは「ただ複雑なだけ」ではないところが好きなんです。ポートノイが抜けてからのDream Theaterとか「ただ複雑なだけ」……でしょ(笑)

ドラムがライドシンバル「シャンシャンシャンシャン」ピアノが同じバッキングをループしトリップ感?ボレロ感?を演出し、民族風なメロ、がPGMのデフォです。メセニーのソロはいつも通りに指板上を“さわやかウネウネ”(ジョンスコはねっとりウネウネ)でPart1のギターソロは構成が流石です!「これが聴きたかった!」というソロ。Part2は悲しく美しく“生命”を感じさせるメイズのソロ、Part3でペドロ・アズナール風の“神の声”コーラスが入りますが、これはボナ?クオン・グー?どちらにしても見事。Part1のメインテーマに復帰でアルバムは終わり。やっぱりメインテーマに戻るよね、Pink Floyd的とも言えるし、まぁ基本はジャズ・ミュージシャンだからメインテーマに戻ってくるのは当然ですね。かと思いきや、“水”を表すようなボーナストラック?おまけっぽいのが5分くらい収録されていました。

“長い”ってことと切れ目がないことで聴きごたえ抜群の1枚でした。メセニーサウンドは存分に感じられますが、”おすすめのメセニーアルバム3枚”で今作を挙げる人はいないかな(笑)何を表現してるとか理解しようとすること自体間違いかもしれませんね。“ただ感じればいい”そんなアルバム

この後にBrad Mehldauとのアルバム2枚、「Orchestrion」は時間掛かっただろうね、でユニティ・バンド、グループとなります。PMGはどこかで“もう一度”って企画されていたのでしょうか?

 Linkin Park「Meteora」(2003年)

流行ってたってことで1st「Hybrid Theory」とアイアンメイデンのあの曲のような3rd「Minutes to Midnight」は持ってます。この2ndの存在は知ってましたが、聞いたのは初めて。1stアルバムの作風の延長上にあるカンジか、DJスクラッチで「キュピキュッキュ」ギター半音下げからドロップD(6弦D#)で「ゴー!ガー!」チェスターが「ギャーー!ボエーー!」の間にマイクが「ワーワーンニャニャーニャニャ」ラップ、アルバム通して半分以上これです(笑)これが彼らのスタイルなんでしょうが、飽きるかな…って思ってたらアルバム終わります。13曲で36分、短い!⑦「Faint」⑬「Numb」は聞いたことあった。⑤「Hit The Floor」の曲アタマから再生してみてください、前の曲の最後「イッ…」が入っちゃってるよ(笑)こういう狙い?このリフは今作で一番のお気に入りですが、「Hit The Floor」といったら嵐「LOVE」の大野ソロ曲がどうしても浮かぶ…「Two」「静かな夜に」とかあの曲調歌わせたら大野智は日本一だと本気で思う。

好みの問題ですが、やっぱりギターソロがないバンドは曲に起伏が出ず飽きる。ライブでもアレンジの要素が少なくなるし、個人的にはハード抑え目メロディー重視の3rdは好きなので他のも聞いてみようかな。今作は2500万枚も売れたそうです、すっご…同じ時期だとBon Jovi「BOUNCE」が1000万枚を下回ったはずだから倍以上!まあ「BOUNCE」の方が好きだけど…「All About Lovin’ You」はボンジョビ・バラードの最高傑作でしょ。この頃からメタリカもギターソロ弾かなくなったりそういう時代に入るんですね、そこで弾きまくり「Train of Thought」を出したDream Theaterはカッコいい。

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