2021年5月の聴いた雑記

music

Bruno Mars「24K MAGIC」(2016年)

もちろん名前は知ってましたが、ちゃんと聴くのは初めてです。ディスコ系とかファンク系のイメージですが、他は流行ってるってことくらいで何も情報はないです。今のディスコ系はE,W&FChicとどう違うのか、も確かめたかったポイントです。

①“24K Magic”イントロから「あ~ケロケロボイスか…」とがっかりでしたが、シンセたっぷりのJBってカンジかな?ラップはよくわからないけど、イケイケってことはわかる。なんかこの手の人達24カラットってよく言ってる印象、やっぱり楽器のソロパートとかはなくそのまま同じセクションを繰り返して終わり。②“Chunky”アル・マッケイのようなカッティングはアルバム通して無さそう…同じリズムが特にフィルなど無くたんたんと、コーラスが厚い、何人歌ってるのか数えられないくらい③“Perm”JB系で少しギターがおとなしめ?のレッチリ風カッティング。④“That’s What I Like”リズム的に難関曲、ナイト・ホワイト・ライクとか言ってるかな?なんか1曲が短いとうか…書くことがない

⑤“Versace On The Floor”こうちゃんとメロのあるバラードのほうがいい。聞く数が少ないだけかもしれませんがこういったR&B系はだいたい同じに聞こえる。いい曲だとは思うけど1発でわかる個性というか…打ち込みが強いからか⑥“Straight Up & Down”これもリズム難曲、コーラスのしつこいStraight Upが悪い意味で気になるけど、こういうテイストがあるんだろう…⑦“Calling All My Lovelies”ま~た打ち込みだけで進行し、“いい”と思えるフレーズが無い曲です。パンクみたいな聴き方なんだろうか?WowとかNoとかウラからのリズムにこだわり過ぎのような気がする3:05~の電話は空耳を探してしまう「朝起きたらめちゃくちゃ寒い」カンジ ⑧“Finess”音の作りがバックストリートボーイズを思い出す、インシンクも。まぁそれだけ ⑨”Too Good To Say Goodbye”久しぶりにピアノの音を聞いた気分のバラード、Airplayの「It Will Be Alright」っぽいちゃんとしたサビもあるし、今作で1番いい曲。エンディング4:23~はTOTOだね。

33分という時間もあり「あっ、終わった」という印象です。最近のグラミー賞とかスーパーボウル・ハーフタイムショーはほんとにわからない…何が流行っても別にいいけど自分の感性がついていけないのか釈然としないというか…ソロが無く、メロが無く、コード進行の上手さも無く、プレイヤーの個性も感じられないし、この手の音楽は僕には向いていないんだと思うけど、新しい面白さを見つけるにはもう少し聴いてみる。

古今亭志ん朝「志ん朝復活“い”」

なぜ急に落語?4/16のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山(全盛期)」でのエリート落語教育を参考に聴いてみようかな、ということで立川志の輔→古今亭志ん朝→三遊亭圓生から入ってみよう…と思ったんですが、伯山さんの言ってた通り地元の図書館に立川志の輔のCDはありませんでした(笑)ということで志ん朝からのスタートです。

“三枚起請”(2000.10/21)

タイガー&ドラゴンの連ドラ前の単発スペシャルでおなじみの噺ですね。お揃いの入れ墨入れる代わりに起請という証文のようなものを書くそうですが、リンゴのタトゥー入れてたよね(笑)3人の男が同じ遊女からいっしょになる起請をもらってたからさぁ大変、というコメディですが、伊東美咲はハマり役でしたね。「年が明けたら行きます、(断りに)」はドッとウケます、人物の名前を覚えにくいですが、こういうもんですかね?起請を見てからの「ん?…」の時間はたっぷりと取って笑わせます「この女品川に居たんじゃねえか?」「もう1枚出ますか?」は落語ファンも展開を知ってても湧きます。店の女将と話すシーンは特に進展も笑いも無く長いかな。1人ずつ遊女の前に出ていく場面は演じようには修羅場ですが、これを笑いにできるのは達人ですよね。

サゲは「噓の起請を書いたら熊野でカラスが3羽死ぬ」「ならカラスを殺してやりたい」「カラス殺してどうするんだ」「朝寝がしたいよ

最初は「は?」でしたが、(夜の仕事だから)ということでしょう。それと噓の起請を書いて男をもっと騙してお得意様が増えて“一石二鳥”もあるのかなと思いました。カラス3羽と男3人はかかってるのか?

伯山さんの言ってたように江戸弁で「そんならおめぇ」「そしたらなにかぁ」が随所に散りばめられたジャズなどで用いられる音符をとにかく埋め尽くす「シーツ・オブ・サウンド」に似た感覚です。起請を見た「ん?…あ?」からのクライマックスに向けての勢いの緩急がお見事な一席でした。

“お若伊之助” (2001.4/14)

栄屋の美人1人娘の”お若”17歳と元武士の男前“伊之助”24歳は深い仲になったが、母親が25両を頭・“初五郎”に渡して「もう娘に会わないで」と2人を別れさせた。お若は道場の叔父“一角”の家に預けられたが、しばらくしてお若が懐妊で一角は初五郎を叱り、初五郎は浅草へ、伊之助に「おめぇどういうことだ!」と問うが伊之助は「昨晩は頭と一緒だったじゃないですか」「あ…そうか」初五郎は根岸へ、一角「ちょっと抜け出したんだろ」初五郎再び浅草へ、伊之助「朝までしゃべってたじゃないですか」「あ…そうか」初五郎再び根岸へ、一角「では今晩確かめよう」

夜まで待つが初五郎は走りっぱなしでヘトヘト…そのうち伊之助がお若の部屋へ、初五郎「間違いねぇ、伊之助だ」一角「伊之助はたしかに浅草にいたのだな?」一角は鉄砲で伊之助をバーン!死骸は大きなタヌキだった…お若が伊之助を思うあまりタヌキが化けてお若のもとへ通っていた。お若はタヌキの双子を産んだがすぐに亡くなり墓を建てた。根岸御行の松のほとり「因果塚」の由来のお噺。

……どういうこと?キレーにオチが付くってカンジではない、ってことでいいのか?初五郎のそそっかしさドタバタが笑いポイントで…それだけ? “女は眼を患って男は風邪を引く”が色気あるってのはどこにかかってたのか…眼を患ってたからタヌキってことに気付かなかったのか?お若の視点が無いですが、このお若も伊東美咲でできそうなカンジ

テンポよく進行するので一気に聴けますが…2001年の10月に志ん朝さんは無くなったそうですが、その半年前とは驚く…

Paul Weller「As Is Now」(2005年)

The Jamの人です。ライブ盤を聴いたことがあったくらいで詳しくはないし、ソロ作品は初めて。“むか~し活躍した人”かと思ってましたが、21世紀入ってからのソロアルバムのペースがすごいですね、“むか~しの名声だけ”の人ではないようです。

①”Blink And You’ll Miss It”デイブ・リー・ロスっぽい声でちゃんと歌ってますが、ギターのつまんないVanHalenってカンジです、オープニング1曲目にしては弱い。②“Paper Smile”この曲はポール・スタンレーに聴こえる(笑)テレキャス?でパキっとサウンドですが、2:14~のギターフレーズで「あっ、下手な人だ」がバレます。少なくても本職のギタリストではない。③“Come On/Let’s Go”ここまで共通してるのはギターが“ジャンジャン、ジャジャジャーン”だけで単調、ギタリストが「弾きたい」と思うフレーズはないということ。ドラムもローテクで軽い④“Here’s The Good News”鍵盤曲ですが“ジャンジャン、ジャンジャン”とこちらも単調…1:03~と2:02~のトランペットソロもダイナミクス無くあっさり

⑤“The Start Of Forever”アコギバラードかと思いきやホーンも入ってくる「壮大」とまではいかないミディアム曲、アコギのソロでも入れば展開ができるのに…4:35~のセクションは何?⑥“Pan”ピアノ曲に悲しげフルート?も入ります…がこれだけ…もったいない、こっからドラムが入ってきて2番からもっと膨らませられそうなのに。⑦“All On A Misty Morning”ジェイムス・テイラーっぽいフォークとして聴く音楽なのか?ドラムやエレキギターはおまけというスタイルでもいいけど……にしてはボーカルの音域も狭いし、コード進行も上手さが無いし⑧“From The Floorboards Up”少しロック曲ですが、やはりイギリス感というか暗く抜けてこないサウンド

⑨“I Wanna Make It Alright”一貫してダイナミクスが無い…こういう音楽なんでしょうが、演奏してて面白いのか…脱落しそう、この調子で16曲はキツい……⑩“Savages”ミスチルっぽいイントロですが、まぁそれだけ。この演奏なら一気にガラッと展開するピンク・フロイド的でないと聴いてるのは無理かな、何も起こらないローテクかつメロもリズムアクセントもない⑪“Fly Little Bird”ジョン・メイヤーに聴こえてきた。⑫”Roll Along Summer”ちょっと面白いドラムパターン

⑬”Bring Back The Funk”ちょっとファンクですが、この程度のギターはなんともない。4:19~Saxソロも特になし5:10~で一旦落とす⑭“The Pebble And The boy”ストリングスが入ってくるピアノ曲、このアルバムは何がしたいのか…⑮”Oranges And Rosewater”あと1曲…⑯“Shine On”脱落せず最後までたどり着いた!!ギタージャンジャカ曲で終わり。

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